北海道の宿泊税でペット宿やホテルはどう変わる?料金への影響と飼い主の注意点

2026年4月1日から北海道で宿泊税がスタートします。宿泊税は1人1泊100〜500円の3段階課税です。ペット同伴宿の料金表示や「ペット料金」の扱いも含め、旅行前に知っておきたいポイントを解説します。

北海道の宿泊税とは?いつから始まる?

北海道の宿泊税は、道内のホテル・旅館・民泊などに宿泊する人に対して課税される「法定外目的税」です。 施行日は2026年4月1日(令和8年4月1日)とされています。

また重要なのが、予約日ではなく「宿泊日」基準という点。施行日前に予約していても、宿泊日が2026年4月1日以降なら課税対象になります。

税額は「1人1泊」100〜500円の3段階

宿泊税は、1人1泊あたりの“宿泊料金”に応じて決まります。

1人1泊の宿泊料金(北海道の定義)/ 宿泊税

  • 2万円未満:100円
  • 2万円以上5万円未満:200円
  • 5万円以上:500円

※市町村が独自に宿泊税を課す場合、道の宿泊税に“上乗せ”で市町村宿泊税が課税されることがあります。

「宿泊料金」に何が入る?ペット同伴で要注意

ここが、ペット同伴旅行の“落とし穴”になりやすいポイントです。
北海道のQ&Aでは、宿泊税における宿泊料金=素泊まり料金+サービス料等で、食事代や消費税等は含まれないと整理されています。

さらに、宿泊料金に含まれる例として清掃代・寝具使用料・入浴代・サービス料等が挙げられています。

ペット(犬・猫)の宿泊は課税対象?結論:ペット自体は「宿泊者ではない」

北海道のQ&Aでは、ペット(犬や猫)は基本的に宿泊者ではないため宿泊料金に含まれないとされています。
ただし、同じQ&Aで宿泊に係る清掃代やサービス料として宿泊施設が取り扱う場合は宿泊料金に含む”と明記されています。

つまり、こういうことが起こり得る

  • ペット料金=オプション扱い(宿泊料金に含めない処理)なら、宿泊税の“宿泊料金”に影響しない可能性
  • ペット料金=清掃代・サービス料として処理されると、宿泊税の計算上の「宿泊料金」に入る可能性

その結果、2万円の境目を超えて税額が100円→200円に上がるといったケースが理屈上あり得るかもしれません。

宿泊税はどこで払う?予約サイトに含まれる場合も

宿泊税の支払いは、基本的に宿泊した施設で支払う形です。ただし、予約サイト・旅行業者への支払額に含まれている場合があるとされています。

「値上がりする?」飼い主側が理解しておきたい現実

宿泊税そのものは、最大でも1人1泊500円です。
一方で、ペット同伴可の宿はもともと「清掃・衛生・備品・トラブル対応」など運営コストが高めになりがちです。そこに宿泊税対応(会計表示・説明・事務)が加わることで、価格の見せ方が変わる/実質的な負担が増える可能性はあります(宿ごとに対応が分かれる部分です)。

ペットと泊まる前のチェックリスト

予約前〜チェックインまでに、ここだけ押さえると安心です。

  • 宿泊税が「料金に含まれる」のか「現地払い」か(予約画面・注意事項を確認)
  • 1人1泊の宿泊料金の扱い(食事込みプランの場合、宿泊料金の切り分けが宿側で必要になる場合あり)
  • ペット料金の内訳(清掃代・サービス料扱いかどうかで、宿泊税計算上の宿泊料金に入り得る)
  • 宿泊日が2026年4月1日以降なら、予約日が前でも課税される
  • 市町村宿泊税がある地域は、道税+市町村税になる可能性

負担を知って、気持ちよく“旅”をしよう

2026年4月1日から始まる北海道の宿泊税は、観光の質や受入体制の強化などに充てる目的税として導入されます。ペット連れ旅行では、「ペットは課税対象ではない」一方で、「ペット料金(清掃代等)の扱い次第で宿泊料金に影響し得る」点が重要です。
制度を正しく理解したうえで、北海道のペットと楽しむ旅をしましょう。

参考文献:
北海道「北海道宿泊税」
北海道「宿泊税に関するお知らせ」
札幌市「宿泊税の導入」

 

執筆:どうみんライフ