苫小牧市のペット飼育数と割合は?犬猫の実態をデータで推計

苫小牧市におけるペットの飼育数と飼育率について、最新の人口データ(住民基本台帳)と全国ペットフード協会の調査数値を基に算出した結果を公開します。

2025年9月末時点での苫小牧市の人口は約16万4000人。このデータを基に算出した推計飼育数は、犬が約1万1500頭、猫が約1万4800頭となり、猫の飼育数が犬を約3300頭上回る結果となりました。

この記事では、北海道内でも雪が少ない気候や、産業都市ならではの特徴を持つ苫小牧の飼育実態について解説します。これからペット関連の事業を検討されている方や、地域の飼育実態を知りたい方はぜひ参考にしてください。

【結論】苫小牧市のペット飼育数と飼育率の推計結果

苫小牧市の世帯数(91,676世帯)をベースに、全国の飼育率および平均飼育頭数を掛け合わせて算出した結果は以下の通りです。

項目 犬(Dog) 猫(Cat)
推定飼育世帯数 約8,430世帯 約8,340世帯
平均飼育頭数/世帯 1.36頭 1.78頭
推定総飼育頭数 約11,500頭 約14,800頭

数字から読み解くポイント

算出結果から、苫小牧ならではの傾向が見えてきます。

  • 世帯数の増加が飼育数を下支え
    人口は減少傾向にありますが、単身世帯や核家族化の進行により世帯数は9万世帯を超えて増加傾向にあります。これがペット飼育のベースとなる数字を押し上げています。
  • 猫が優勢だが犬も根強い
    総数では猫が多いものの、他都市(函館など)に比べると犬との差は小さい傾向にあります。これは後述する「雪の少なさ」が関係していると考えられます。

算出根拠と計算ロジック

今回の推計値は、以下の公的データおよび業界団体の最新指標を用いて算出しています。

使用したデータと計算式

基礎データ
苫小牧市の総人口:164,471人(2025年9月末時点 住民基本台帳)
苫小牧市の総世帯数:91,676世帯

参考指標(一般社団法人ペットフード協会 全国犬猫飼育実態調査より)
犬の飼育率:約9.2%(全国平均ベース)
猫の飼育率:約9.1%(全国平均ベース)
1世帯あたりの平均飼育数:犬1.36頭、猫1.78頭

計算式
飼育世帯数 = 苫小牧市総世帯数 × 飼育率
総飼育頭数 = 飼育世帯数 × 平均飼育数

推計における注意点

この数値は全国平均の係数を苫小牧市の世帯数に当てはめた推計値です。狂犬病予防法に基づく登録数とは異なる場合があります。また、実態としては登録されていない犬や、保護活動の対象となっている猫が含まれていないため、実際の生息数はさらに多い可能性があります。

苫小牧市特有の飼育事情と傾向

データだけでは見えてこない、苫小牧市ならではの地域事情を補足します。「雪が少ない」「産業・港湾都市」という側面が、ペットライフにも影響を与えています。

1. 「雪が少ない」ことが犬飼育の追い風に

苫小牧市は北海道内でも降雪量が非常に少ない地域です。札幌や旭川、函館と比較して、冬場の散歩の負担が圧倒的に軽いため、中型犬や大型犬を飼育するハードルが低い傾向にあります。これは犬の飼育頭数が底堅く推移する大きな要因と言えます。

2. 郊外型店舗と持ち家率の高さ

広大な敷地を持つ大型ホームセンターがあり、ペット用品の調達が容易です。また、比較的広い敷地の戸建て住宅が多いため、室内でも十分な運動スペースを確保しやすく、多頭飼育にも適した環境が整っています。

3. 本州への玄関口とフェリー利用

苫小牧港は本州(大洗・八戸・仙台など)を結ぶフェリーの主要発着地です。ペット同伴で北海道を訪れる観光客や、転勤族の移動拠点となるため、「ドッグラン付きフェリー」の利用など、ペットとの移動に関するインフラや意識が高いエリアでもあります。

4. 最新の注意点:市街地近くの「ヒグマ」出没

2026年1月、苫小牧市の住宅街近くでヒグマの足跡が発見されるなど、野生動物の接近が報告されています。雪が少なく散歩しやすい環境とはいえ、早朝や夜間の散歩、特に郊外や森林に近いエリアでは十分な警戒が必要です。

今後の予測と市場分析

現在のデータとトレンドを掛け合わせると、今後苫小牧市では以下のような動きが予測されます。

単身世帯増による「猫需要」の拡大

世帯数が9万を超え、単身世帯が増加していることから、散歩の必要がなく留守番も比較的させやすい猫の需要は今後も拡大するでしょう。賃貸物件でも「猫可」へのシフトが進むと予想されます。

「アクティブな愛犬家」の拠点化

雪が少なく、フェリーで本州へも行きやすい利便性から、アクティブに活動したい愛犬家にとって苫小牧は魅力的な居住地であり続けます。ドッグランやペットと行けるカフェなどのサービス需要は安定して推移するでしょう。

苫小牧は犬にも猫にも優しい「雪少なめ」エリア

苫小牧市のペット飼育状況について解説しました。要点は以下の通りです。

  • 苫小牧市のペット総数は犬約1.15万頭、猫約1.48万頭と推計
  • 世帯数の増加(約9.1万世帯)が飼育数を支えている
  • 「雪が少ない」ため、他都市より犬の散歩がしやすく飼育環境が良い
  • フェリー拠点としてペットとの移動インフラが整っている
  • ヒグマ出没などの新たなリスクには注意が必要

苫小牧でのペットとの暮らしは、北海道内でも比較的気候に恵まれており、犬も猫も飼いやすい環境と言えます。どうみんライフでは、今後も地域の特性に合わせた情報発信を続けていきます。

執筆:どうみんライフ