札幌市厚別区におけるペット(犬・猫)の飼育数と飼育率について、札幌市の住民基本台帳人口(各月1日現在)と、一般社団法人ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」の主要指標(全国平均)を用いて推計した結果をまとめます。
2025年1月1日現在の札幌市厚別区は、人口123,293人・世帯数67,243世帯です。この世帯数に全国平均の飼育世帯率と平均飼育頭数を掛け合わせると、推計飼育頭数は犬 約7,770頭、猫 約10,080頭となり、猫が犬を約2,300頭上回る結果となりました(四捨五入)。
この記事では、「新さっぽろ」を中心とした副都心の利便性と、野幌森林公園に近い自然環境が、厚別区のペットライフにどのように関わるかも補足します。これからペット関連の事業を検討されている方や、地域の飼育実態を知りたい方はぜひ参考にしてください。
目次
【結論】札幌市厚別区のペット飼育数と飼育率の推計結果
札幌市厚別区の世帯数(67,243世帯)をベースに、全国平均の飼育世帯率および平均飼育頭数を掛け合わせて算出した結果は以下の通りです(四捨五入)。
| 項目 | 犬(Dog) | 猫(Cat) |
|---|---|---|
| 推定飼育世帯数 | 約5,716世帯 | 約5,662世帯 |
| 飼育世帯率 (全国平均) |
8.50% | 8.42% |
| 平均飼育頭数 (/飼育世帯) |
1.36頭 | 1.78頭 |
| 推定総飼育頭数 | 約7,770頭 | 約10,080頭 |
数字から読み解くポイント
- 1) コンパクトなエリアに飼育環境が凝縮
厚別区は札幌市10区の中で最も面積が小さい区です。生活圏がまとまりやすく、動物病院・商業施設・交通結節点(新さっぽろ周辺)にアクセスしやすい点が、日常のペットケアのしやすさにつながります。 - 2) 犬猫の飼育世帯数はほぼ同水準、頭数は猫が上回る
推定では犬と猫の「飼育世帯数」はほぼ同水準ですが、平均飼育頭数が猫の方が多いため、総頭数は猫が上回る結果になりました。 - 3) 団地エリアでは猫が選ばれやすい可能性
もみじ台など団地エリアでは、散歩頻度の影響を受けにくい猫の飼育が選ばれやすい(室内中心で完結しやすい)傾向が考えられます。
※これは地域構造からの推察であり、区内の実測調査ではありません。
算出根拠と計算ロジック
今回の推計値は、以下の公的データおよび業界団体の主要指標(全国平均)を用いて算出しています。
使用したデータと計算式
基礎データ(住民基本台帳人口)
・札幌市厚別区の総人口:123,293人(2025年1月1日現在)
・札幌市厚別区の総世帯数:67,243世帯(2025年1月1日現在)
参考指標(一般社団法人ペットフード協会 全国犬猫飼育実態調査・主要指標)
・犬の飼育世帯率(全国平均):8.50%
・猫の飼育世帯率(全国平均):8.42%
・平均飼育頭数(飼育世帯あたり):犬1.36頭、猫1.78頭
計算式
・推定飼育世帯数 = 厚別区総世帯数 × 飼育世帯率
・推定総飼育頭数 = 推定飼育世帯数 × 平均飼育頭数
推計における注意点
この数値は全国平均の係数を厚別区の世帯数に当てはめた推計値です。厚別区は「再開発が進む新さっぽろ周辺」と「団地・住宅地」が混在しており、エリアによって飼育スタイルに違いが出る可能性があります。実際の区内実態(登録頭数・アンケート等)とは差が生じる場合があります。
札幌市厚別区特有の飼育事情と傾向
データだけでは見えてこない、厚別区ならではの地域事情を補足します。「副都心」と「自然環境」が近いことが、ペットライフにも影響します。
1. 「野幌森林公園」へのアクセス
厚別区は野幌森林公園に近く、自然に触れやすい立地です。一方で、公園の記念施設地区などでは犬の連れ込みが禁止されており、犬の散歩は歩道・駐車場・路側帯など一部の指定区域に限って可能とされています。利用前に現地掲示や公式案内で最新ルールを確認しましょう。
2. 「新さっぽろ」周辺の利便性とペット可住環境
JR新札幌駅・地下鉄新さっぽろ駅周辺は商業施設や医療機関が集積し、生活の利便性が高いエリアです。駅近の集合住宅では、共働き世帯やシニア世帯でも飼いやすい小型犬・猫が選ばれやすい環境といえます(※一般論としての整理)。
3. 団地・既存住宅地での「住まい方」の多様化
団地や築年数のある住宅が多いエリアでは、住まいのリフォーム・リノベーションなどにより居住ニーズが多様化しています。ペット可物件の供給状況によっては、多頭飼育ニーズ(猫の多頭など)と相性が良いケースも考えられます。
今後の予測と市場分析
現在のデータと地域特性を掛け合わせると、厚別区では以下のような需要が相対的に生まれやすいと考えられます。
高齢者支援サービスの需要
団地エリアを中心に単身・高齢世帯が一定数いる地域では、ペットの世話代行や通院送迎、万が一の際の引き取り先相談など、生活支援と連動したサービス需要が潜在的に高くなりやすい領域です。
「近場で完結」するペットケア
厚別区は交通結節点(新さっぽろ周辺)に生活機能がまとまりやすく、日常の買い物や通院とあわせてペットケアを組み込みやすいエリアです。地域密着型のトリミング、ホテル、物販、しつけ相談などが支持される余地があります。
よくある質問(FAQ)
Q. 札幌市厚別区で犬の登録手続きはどこでできますか?
札幌市では、犬の登録(鑑札の交付)は動物愛護管理センター、保健所、区役所、委託動物病院などで行えます。
Q. 野幌森林公園で犬の散歩はできますか?
犬の散歩は一部の指定区域で可能ですが、記念施設地区などでは犬の連れ込みが禁止されています。必ず現地の案内板や公式案内で最新ルールを確認してください。
厚別区は「便利さ」と「自然環境」を両立しやすい街
札幌市厚別区のペット飼育状況(推計)について解説しました。要点は以下の通りです。
- 札幌市厚別区の推定飼育頭数は、犬 約7,770頭、猫 約10,080頭
- 犬猫の飼育世帯数は近い一方、平均飼育頭数の違いで猫の総頭数が上回る
- 新さっぽろ周辺は生活利便性が高く、日常のペットケアを組み込みやすい
- 野幌森林公園は犬の散歩が可能な指定区域がある一方、連れ込み禁止区域もあるためルール確認が重要
厚別区は、都市機能の利便性と自然環境が比較的コンパクトにまとまっており、ライフステージに合わせたペットとの暮らしが組み立てやすいエリアです。どうみんライフでは、今後も地域の特性に合わせた情報発信を続けていきます。
執筆:どうみんライフ