北海道第2の都市、旭川。旭山動物園や旭川ラーメンで有名ですが、実は「犬連れ観光」の難易度が少し高いエリアです。最大の理由は、観光の目玉である「旭山動物園」や、人気ガーデン「上野ファーム」が、基本的にペット同伴不可だからです。何も知らずに行くと、「入り口で断られて車で待機」という悲しい結果になりかねません。
しかし、諦める必要はありません。旭川には広大で美しい公園や、車で少し走ればペットフレンドリーなおしゃれな町(東川町)があります。
この記事では、旭川在住エリアの編集部が、「旭山動物園をどう攻略するか」という現実的な解決策と、愛犬と本当に楽しめるモデルコースを提案します。
目次
【最重要】旭山動物園・上野ファームは犬連れ不可!解決策は?
多くの人が楽しみにしている2大スポットですが、厳しいルールがあります。まずはここをクリアにしましょう。
旭山動物園:園内不可・園での預かりなし
かつては一時預かりがあった時期もありましたが、現在は園内へのペット同伴は一切不可(介助犬除く)です。また、動物園自体が運営するペット預かり所もありません。
解決策:近隣の「民間ペットホテル・動物病院」に預ける
動物園から車で数分〜15分圏内に、一時預かりを行っている施設があります。
どうぶつ園通りの動物病院(動物園から約2km)
WANPIRIKA(わんぴりか)(ドッグホテル・一時預かり)
ローズドッグラン(ドッグラン併設・預かりあり)
これらを事前に予約し、「人間が動物園を楽しんでいる間、犬はプロの元で安全に待つ」のが唯一かつ最善の正解です。夏場の車内留守番は、北海道といえども絶対にやめてください。数分で命に関わる温度になります。
上野ファーム:敷地内全面ペット不可
以前はカートならOKだった時期もありましたが、現在は「入園不可」です。駐車場までは入れますが、ガーデン内はNGです。
ここを目的にする場合、交代で入るか、周辺の別のスポットに切り替えることをおすすめします。
【散歩】愛犬と歩くならここ!旭川の「推し」公園コース
動物園以外で、愛犬と最高に楽しめるスポットを紹介します。旭川は「川と公園」の街。散歩の質は非常に高いです。
北彩都(きたさいと)ガーデン
場所:JR旭川駅のすぐ裏手(直結)
ポイント:
駅の裏とは思えないほど美しく整備されたガーデンです。
センター(建物)内は不可ですが、屋外のガーデンエリアはリード着用で散歩可能です。
池のほとりや舗装された道は歩きやすく、カート移動も楽々。旭川駅のモダンな建築をバックにおしゃれな写真が撮れます。
神楽岡(かぐらおか)公園
場所:旭川駅から車で約10分
ポイント:
「ここは森?」と錯覚するほど自然豊かな公園です。
運が良ければエゾリスが木を駆け上がっていく姿が見られます(興奮してリードを離さないよう注意!)。
上川神社が隣接しており、静謐な雰囲気の中で森林浴散歩が楽しめます。
石狩川河川敷(リベライン旭川パーク)
ポイント:
とにかく広いです。どこまでも続く芝生の上を歩けます。
ロングリードでボール遊びをしたり、地元の犬たちと挨拶したり、暮らすように旅をしたい人におすすめです。
【食事】ランチはどうする?「東川町」へのショートトリップ
旭川市内の飲食店、特にラーメン店は、衛生上の理由から「店内ペット可」のお店はほぼありません。
そこでおすすめなのが、旭川の隣町「東川町(ひがしかわちょう)」へ足を伸ばすプランです。旭川中心部から車で約20〜30分です。
東川町がおしゃれでペットに優しい
東川町はカフェの町として有名で、テラス席ペット可のお店が多く点在しています。
道の駅「ひがしかわ道草館」の周辺には、テイクアウトできるハンバーガーショップやコーヒーショップが集まっており、外のベンチで愛犬と一緒にランチを楽しむのに最適です。
旭川ラーメンを食べたい場合
どうしても旭川ラーメンを愛犬と食べたい場合は、「テイクアウト」を活用しましょう。
「あさひかわラーメン村」など一部の店舗では、お土産ラーメンやテイクアウト対応をしている場合があります。
または、コンビニで地元のカップ麺(蜂屋や山頭火など)を買い、景色の良い河川敷で食べるのも、北海道らしい「青空ランチ」として意外と楽しい思い出になります。
旭川で犬連れ観光をする際の3つの注意点
旭川は盆地特有の気候です。札幌とは環境が違うことを理解しておきましょう。
1. 夏は猛烈に暑い
旭川は盆地のため、夏は北海道で一番暑くなることが多いです。35℃を超えることも珍しくありません。
日中の散歩は危険です。朝9時前か、夕方17時以降に行動し、昼間はエアコンの効いた車での移動(ドライブ)や、木陰の多い「神楽岡公園」を選ぶようにしてください。
2. 冬は猛烈に寒い
逆に冬はマイナス20℃を下回ります。
小型犬やシングルコートの犬種は、外に出た瞬間に震え上がります。
冬の旭川観光は、犬にとっては過酷です。もし冬に来るなら、しっかりとした防寒着と犬用ブーツが必須です。基本的には「雪のない季節(5月〜10月)」がおすすめです。
3. 郊外の虫対策
自然が豊かな分、マダニや蚊も多いです。
特に河川敷や神楽岡公園の草むらに入る前には、必ず犬用の虫除けスプレーを使用し、散歩後にはブラッシングでマダニチェックを行ってください。
よくある質問(FAQ)
Q. 旭川ラーメンのお店で、個室なら犬連れOKの場所はありませんか?
A. 非常に稀です。衛生管理が厳しく、有名店ほど難しいのが現状です。ネット上で「可」とあっても、情報が古い場合や「テラスのみ」の場合が多いため、必ず電話で確認してください。「車内で待たせて交代で食べる」のが最も現実的な方法です。
Q. 旭川から美瑛・富良野へは犬連れで行きやすいですか?
A. とても行きやすいです。旭川空港周辺から美瑛にかけての「就実の丘」などは、車窓からの景色も素晴らしく、ドライブに最適です。旭川を拠点(宿泊)にして、昼間は美瑛・富良野の自然の中を散歩するのがゴールデンルートです。
旭川は「預ける勇気」と「郊外の魅力」で楽しむ
旭川の犬連れ観光モデルコースについて解説しました。
- 旭山動物園に行くなら「近隣のペットホテル」を予約する
- 上野ファームは入れないので注意
- 散歩なら駅裏の「北彩都ガーデン」が最高にきれい
- おしゃれランチなら隣の「東川町」へ
- 夏は暑く冬は寒い、盆地気候をナメない
「全部一緒に回りたい」という気持ちを少し抑えて、犬が辛い場所はプロに預け、犬が楽しい場所(公園や自然)では思いっきり遊ぶ。このメリハリこそが、旭川旅行を成功させる秘訣です。
北海道の犬連れ観光モデルコース!在住者が教えるエリア別プランと移動の注意点
執筆:どうみんライフ