網走市におけるペットの飼育数と飼育率について、最新の住民基本台帳(世帯数)と、一般社団法人ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査(最新公表値)」の指標を用いて推計した結果をまとめます。
2026年2月公開時点(2026年1月末現在)の網走市は、人口31,420人・世帯数17,711世帯です。このうち世帯数をベースに推計すると、犬が約2,050頭、猫が約2,650頭となり、猫が犬を約600頭上回る推計になりました。
この記事では、オホーツク海や網走湖に囲まれた自然環境、冬に流氷が接岸する厳しい寒さがペットライフに与える影響もあわせて解説します。これからペット関連の事業を検討されている方や、地域の飼育実態を知りたい方はぜひ参考にしてください。
目次
網走市のペット飼育数と飼育率の推計結果
網走市の世帯数(17,711世帯)をベースに、全国平均の飼育世帯率(犬8.50%・猫8.42%)と、飼育世帯あたり平均飼育頭数(犬1.36頭・猫1.78頭)を掛け合わせて推計しました。
| 項目 | 犬(Dog) | 猫(Cat) |
|---|---|---|
| 推定飼育世帯率 (全国平均) |
8.50% | 8.42% |
| 推定飼育世帯数 | 約1,510世帯 | 約1,490世帯 |
| 平均飼育頭数/世帯 (全国平均) |
1.36頭 | 1.78頭 |
| 推定総飼育頭数 | 約2,050頭 | 約2,650頭 |
数字から読み解くポイント
- 猫の飼育数が犬を上回る
網走市でも推計上は猫の飼育数が犬を上回ります。全国的に猫の飼育が一定水準で推移していることに加え、冬の厳しい寒さや降雪で散歩の負担が増えやすい地域では、室内飼育中心の猫が選ばれやすい可能性があります(※あくまで一般論としての仮説です)。 - 猫は「平均飼育頭数」が大きく、総数を押し上げやすい
全国平均では、犬よりも猫のほうが「飼育世帯あたり平均飼育頭数」が大きい傾向があります。そのため、世帯飼育率が近い水準でも、総飼育頭数は猫が上振れしやすい点が特徴です。
算出根拠と計算ロジック
今回の推計値は、以下の公的データおよび業界団体の最新指標を用いて算出しています。
使用したデータと計算式
基礎データ
網走市の総世帯数:17,711世帯(2026年1月末時点 住民基本台帳)
参考指標(一般社団法人ペットフード協会「2025年 全国犬猫飼育実態調査」主要指標)
犬の飼育世帯率:8.50%
猫の飼育世帯率:8.42%
飼育世帯あたりの平均飼育数:犬1.36頭、猫1.78頭
計算式
飼育世帯数 = 網走市総世帯数 × 飼育世帯率
総飼育頭数 = 飼育世帯数 × 平均飼育頭数
推計における注意点
本記事の数値は、全国平均の係数を網走市の世帯数に当てはめた推計値です。網走市は郊外に広い敷地を持つ住宅や農業関連の暮らしもあり、飼育スタイル(大型犬の飼育、屋外飼育等)が全国平均と異なる可能性があります。実態は地域・住宅環境・ライフスタイルで変動する点にご注意ください。
網走市特有の飼育事情と傾向
データだけでは見えてこない、網走市ならではの地域事情を補足します。オホーツクの「流氷」、湖や原生花園などの「自然環境」、そして「野生動物」がペットライフにも影響します。
1. 厳しい冬と寒さ対策
網走市はオホーツク海に面し、冬には流氷が接岸するほど冷え込みます。海からの冷たい風で体感温度が下がるため、犬の散歩時には防寒着、肉球ケア(凍結路面対策)、散歩時間の短縮と室内遊びの充実など、冬仕様の工夫が重要になります。
2. 網走国定公園エリアとマナー
網走市周辺は「網走国定公園」のエリアに含まれ、海跡湖群や砂丘・草原(原生花園)など景観資源が豊富です。散策に適した場所も多い一方で、自然保護の観点から立ち入りルールが設定されている場所もあります。現地の看板・管理者の案内に従い、リード着用・排泄物持ち帰りなど基本マナーを守って利用しましょう。
3. 野生動物との共生(感染症対策)
自然が豊かな反面、キタキツネやエゾシカ等の野生動物と遭遇しやすいエリアでもあります。特にキタキツネ等に関連して注意喚起される感染症もあるため、散歩中の拾い食い防止、帰宅後の手洗い・足洗い、犬を放し飼いにしないなど、基本的な感染症対策を徹底しましょう。
今後の予測と市場分析
現在のデータと地域特性を踏まえると、網走市では以下のような動きが見込まれます。
観光と連携した「ペットツーリズム」
流氷観光や博物館など観光資源が豊富な網走市では、ペット同伴の旅行ニーズが一定あります。ペット同伴可能な宿泊施設、移動・体験時の受け入れ整備、観光客向けの一時預かり等は、条件が整えば検討余地がある領域です。
高齢者のペット飼育支援
高齢化が進む中、ペットと暮らす高齢者を地域で支える仕組みの重要性は高まります。動物病院への移動支援、緊急時の預け先、将来の引き取り先の備え(家族内の合意形成や制度の活用)など、安心して飼い続けられる環境整備が求められます。
よくある質問(FAQ)
Q. 網走市で犬の登録手続きはどこでできますか?
市役所の担当窓口で手続きできます。あわせて、委託動物病院で登録・狂犬病予防注射の手続きを一括で行える場合もあります。登録、狂犬病予防注射は毎年必要です(詳細は市の案内をご確認ください)。
Q. フラワーガーデン「はな・てんと」に犬は入れますか?
屋外施設のため犬連れで訪れる方もいますが、イベント開催時などで運用や注意事項が変わる可能性があります。リード着用・花壇に入らない・排泄物の持ち帰り等の基本マナーを前提に、最新ルールは事前に施設案内(網走市観光課等)で確認するのが確実です。
網走は「絶景」と「厳しさ」が隣り合う飼育エリア
網走市のペット飼育状況について解説しました。要点は以下の通りです。
- 網走市の推計飼育数は、犬 約2,050頭/猫 約2,650頭
- 推計では猫が犬を約600頭上回る
- 冬の寒さが厳しく、犬は防寒・路面対策や室内運動の工夫が重要
- 自然豊かな一方、場所ごとのルール遵守や野生動物・感染症対策が必要
網走市は、オホーツクの雄大な自然の中でペットと暮らせる魅力的なエリアですが、冬の厳しさや自然保護への配慮も欠かせません。どうみんライフでは、今後も地域の特性に合わせた情報発信を続けていきます。
執筆:どうみんライフ