札幌市東区におけるペットの飼育数と飼育率について、札幌市の住民基本台帳(人口・世帯数)と、一般社団法人ペットフード協会の全国犬猫飼育実態調査(主要指標)の数値を用いて推計した結果を公開します。
2025年1月時点での札幌市東区の人口は約26.0万人(260,418人)、世帯数は約14.8万世帯(147,673世帯)です。この世帯数に全国平均の飼育率・平均飼育頭数を当てはめて算出した推計では、犬が約1.7万頭、猫が約2.2万頭となり、猫の飼育数が犬を約5,000頭上回る結果となりました。
この記事では、モエレ沼公園などの広大な緑地や、地下鉄東豊線沿線の利便性といった地域特性が、ペットとの暮らしにどのように関係し得るかを補足して解説します。これからペット関連の事業を検討されている方や、地域の飼育実態を知りたい方はぜひ参考にしてください。
目次
【結論】札幌市東区のペット飼育数と飼育率の推計結果
札幌市東区の世帯数(約147,673世帯)をベースに、全国平均の「世帯飼育率」と「平均飼育頭数」を掛け合わせて算出した推計結果は以下の通りです。
| 項目 | 犬(Dog) | 猫(Cat) |
|---|---|---|
| 推定飼育世帯数 | 約12,552世帯 | 約12,434世帯 |
| 平均飼育頭数/世帯 | 1.36頭 | 1.78頭 |
| 推定総飼育頭数 | 約17,100頭 | 約22,100頭 |
数字から読み解くポイント
算出結果から、札幌市東区の傾向として、次のような見立てができます(※あくまで全国平均係数による推計に基づく整理です)。
- 札幌市内でも人口・世帯数が多いエリアの一つ
人口・世帯数が大きいほど、全国平均の係数で推計した場合の飼育頭数(絶対数)も大きくなりやすい点が特徴です。 - 飼育世帯数は犬・猫で大差ないが、頭数は猫が上回る
推定飼育世帯数は犬約12,552世帯、猫約12,434世帯で近い一方、平均飼育頭数(猫1.78頭/世帯)が犬(1.36頭/世帯)より多いため、総頭数では猫が上回る構図になります。
算出根拠と計算ロジック
今回の推計値は、以下の公的データ(人口・世帯数)および業界団体の主要指標(全国平均)を用いて算出しています。
使用したデータ
基礎データ(札幌市 住民基本台帳)
・札幌市東区の総人口:260,418人(2025年1月時点)
・札幌市東区の総世帯数:147,673世帯(2025年1月時点)
参考指標(一般社団法人ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査(主要指標)」)
・犬の世帯飼育率:8.50%(全国平均)
・猫の世帯飼育率:8.42%(全国平均)
・1世帯あたり平均飼育頭数:犬1.36頭、猫1.78頭
計算式
飼育世帯数 = 東区総世帯数 × 世帯飼育率
総飼育頭数 = 飼育世帯数 × 平均飼育頭数
推計における注意点
この数値は「全国平均の係数」を札幌市東区の世帯数に当てはめた推計値です。東区はエリアによって、地下鉄沿線の集合住宅が多い地域と、郊外的な住環境が混在するため、実際の飼育率・飼育スタイルは地域差が生じ得ます。記事内の数値は、地域の“規模感”を把握するための目安としてご活用ください。
札幌市東区特有の飼育事情と傾向(補足)
データだけでは見えにくい、東区の地域特性を補足します。暮らしの利便性と緑地の多さが、ペットライフを後押しする可能性があります。
1. 「モエレ沼公園」などの広い緑地がある
東区には、モエレ沼公園をはじめとした広い緑地があります。散歩や外遊びの選択肢が多いことは、犬との暮らしにおける満足度や日常行動(散歩頻度・運動量)にも関係し得ます。なお、公園内にはリード着用が必要なほか、施設や指定エリアなど一部ペット同伴不可の場所があります。
2. 東豊線沿線の利便性と住まいの選択肢
地下鉄東豊線沿線では、生活利便施設が集まりやすく、通勤・通学のしやすさも特徴です。駅近の集合住宅を中心に「ペット可」物件が選択肢として見つかるケースもあり、室内飼育の暮らしを検討しやすい側面があります(※物件ごとに規約が異なります)。
3. 生活圏に買い物環境がそろいやすい
東区および近隣エリアには、日用品をそろえやすい商業施設や大型店が点在しています。フードや用品の買い足しがしやすい環境は、ペットとの暮らしを支える“日常インフラ”としてプラスに働きます。
今後の予測と市場分析
現在の地域動向と一般的な需要傾向を踏まえると、札幌市東区では次のような動きが起こる可能性があります。
「苗穂駅周辺」などの再開発・住環境変化による新規層の流入
苗穂駅周辺を含め、住環境が変化していくエリアでは、利便性重視の共働き世帯やシニア層の流入が進む可能性があります。住宅タイプの変化に合わせて、小型犬・猫などの室内飼育ニーズが局所的に高まることも考えられます。
高齢化が進む住環境における「猫」需要の伸び
一般に、高齢化が進む居住エリアでは「散歩負担が少ない」猫の飼育が選ばれやすい傾向が語られます。東区でも住環境・世帯構成の変化により、猫ニーズが相対的に強まる局面が出てくる可能性があります。
東区は「散歩の楽しさ」と「利便性」を兼ね備えた街
札幌市東区のペット飼育状況(推計)について解説しました。要点は以下の通りです。
- 全国平均の係数で推計すると、東区のペット総数は犬約1.7万頭、猫約2.2万頭
- 飼育世帯数は犬・猫で近いが、平均飼育頭数の違いにより総数は猫が上回る
- モエレ沼公園など、散歩・外遊びの選択肢となる緑地がある
- 地下鉄沿線の利便性や住まいの選択肢が、室内飼育の暮らしを支えやすい
札幌市東区は、広い緑地と都市機能のバランスが良く、犬も猫も暮らしやすい条件がそろいやすいエリアと言えます。どうみんライフでは、今後も地域特性に合わせた情報発信を続けていきます。
執筆:どうみんライフ
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